団体紹介
いしかわフードバンク・ネット 設立趣旨書
日本はOECDに加盟する先進国35か国の中で相対的貧困率が7番目に高く、なかでも子どもの貧困率は13.9%(2016年国民生活基礎調査より)と報告されています。一方で、まだ食べられるのに廃棄処分されている食品ロスは平成27年度推計で646万トンにものぼっています。さまざまな事情で販売できなくなった、あるいは不用とされた食品の寄贈を受け、必要としている人に届けるフードバンク活動や、あたたかい食事と居場所を提供する子ども食堂の取り組みが、ここ石川県でも広がりを見せています。しかしながら多くは善意に基づくボランタリーな活動によって運営されており、財政的基盤の弱さや社会的認知度の低さが課題となっています。
私たちは、安心して暮らせる地域インフラのひとつとしてフードバンク・フードドライブのしくみを県内に定着させていくため、いしかわフードバンク・ネットを設立することとしました。県内のフードバンク団体、福祉団体、子ども食堂、各種団体、自治体、関心を持つ県民と連携し、賞味期限内にもかかわらずさまざまな事情で販売できなくなった、あるいは企業や家庭に備蓄されている賞味期限の迫った食品の寄贈を受けて必要としている団体に届け、食を通したコミュニティを醸成する活動を支えるため、以下に掲げる活動をすすめていきます。
- 県内のフードバンク団体、福祉団体、子ども食堂、各種団体、自治体、関心を持つ県民と連携してフードバンク・フードドライブのしくみを県内に広めます。
- 食品を必要としている現場からのニーズに基づき、企業や個人に働きかけ、食品の寄贈をコーディネートします。
- 食品ロス削減のための啓発等を行います。
2019年3月8日
特定非営利活動法人いしかわフードバンク・ネット
設立代表者 横山 壽一
いしかわフードバンク・ネットの活動イメージ
区分 | 氏名 | 所属 | 役職 |
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理事長 | 横山 壽一 | 佛教大学社会福祉学部 | 教授 |
副理事長 | 中川 博 | 石川県労働者福祉協議会 | 専務理事 |
副理事長 | 西 和喜雄 | 石川県社会福祉協議会 | 専務理事 |
理事 | 長谷川 隆史 | 石川県生活協同組合連合会 | 会長理事 |
理事 | 松田 洋介 | 金沢大学人間社会研究域 | 准教授 |
理事 | 楠部 孝誠 | 石川県立大学生物資源環境学部 | 講師 |
理事 | 青海 万里子 | 金沢エコライフくらぶ | 代表 |
監事 | 後出 建司 | 金沢市社会福祉協議会 | 常務理事 |
事務局 | さわやかU |